理事長挨拶

理事長

一般社団法人 千歳青年会議所

第54代理事長 三澤 計史

一般社団法人 千歳青年会議所 2017年度 スローガン

千歳青年会議所スローガン

 

理事長所信

はじめに

 地域に変革をもたらすのは、若者、馬鹿者、よそ者などと言われますが、私は生まれも育ちも千歳ではない元々はよそ者の人間であります。私は5年ほど前に家業の関係で千歳市に転任したことをきっかけにこの千歳市の住民となりました。千歳市に赴任した当初は会社の業績向上を目指し、ただひたすらに仕事と向き合う日々を過ごしておりました。勿論、会社と家を往復すること以外出来ないほど忙しい生活は大変充実しておりましたが、本州の山梨県で生まれ育った私は、土地も気候も全く異なる北海道に馴染めず過ごしておりました。冬になると道路脇に積まれる雪に圧迫され、余計に視野は狭くなり周囲に対する興味は更に薄れていきました。しかし、ある時千歳青年会議所に入会し、たくさんの人と出会い、各所を訪問していくうちに少しずつ視野が広がっていき、支笏湖や千歳川をはじめとする豊かな自然や、交通の利便性など千歳にはたくさんの魅力があることに気付きました。そして、徐々にその千歳に住まう人や自然に魅了され気付けば千歳に帰属意識と愛着を持つ千歳人になっておりました。
 この度、一般社団法人千歳青年会議所第54代理事長という栄誉ある役職を拝命するにあたり、よそ者である私を温かく迎えてくれたこの千歳と千歳の人々に感謝の意を込め、市民が誇りと愛着を持ち、多くの人々が憧れを持つまちになっていくよう精一杯尽くしていく所存であります。そのために本年千歳青年会議所は2014年に創立50周年を機に改定した運動方針と「地域の魅力輝く千歳創造運動」、「ふるさと愛溢れる千歳創造運動」、「志高い市民集う千歳創造運動」の3本の柱となる行動提案に沿って一年間の運動を推進して参ります。

地域の魅力輝く千歳創造運動

 近年国家戦略として地方創生が掲げられている背景に、多くの地方自治体が直面している人口減少や少子高齢化など自治体の存続に係る問題があることは言うまでもありません。同時にそれは、都市部へ集中している人々の消費活動に依存せず、地方経済が発展していくことが日本再生への糸口となることを意味しています。千歳青年会議所は地域に寄与する団体として地方経済の発展の一助を担うべく約半世紀の間、千歳の地域資源を愛で、活用することにより地域に賑わいを創出すべく運動を展開してきました。それは良いまちの条件として、その土地の優位性が十分に発揮されているという不偏の概念が先輩諸氏より強く受け継がれているからであります。言い換えれば、まちづくりは必ず人の手により育まれ、実践されていくものであり、如何なる優位性があったとしてもその優位性が十分に発揮されていなければ決して良いまちとは言えないということになります。無論、千歳市の都市機能である交通の結節点という特性に着目すれば、新千歳空港の年間利用者数が年々増加していることに加えて、千歳市内の宿泊施設の利用状況が常に満室に近い状態であることを加味すれば、私達の先輩諸氏の運動だけではなく、行政や観光業従事者、多くの地域団体、立地企業の尽力のもと千歳市は日々成長を遂げていると言えます。しかしながら、私達と同じように地域資源を有効に活用し、地域の発展を願う人々はこの世に多く存在しており、互いに顧客を奪い合う交流人口の拡大による経済の発展は既に飽和状態に入っているとも言えます。そして、現代のデフレ社会や利便性、効率化を求める人々の経済活動において、共感を得られない価値観は時代のニーズにそぐわない情報となり埋もれてしまいます。故に、私達が地域資源を大切に想えばこそ、その価値とアイデンティティに対してより多くの人々の共感を得て、まちの魅力とより強く共鳴していかなければなりません。

ふるさと愛溢れる千歳創造運動

 昨年日本中を熱狂させたリオデジャネイロオリンピックでは多くのメダルを獲得した日本人選手の活躍が注目を集めました。普段あまりスポーツに関するテレビ番組を見ない方々でさえも深夜にも関わらず地球の反対側で開催されていた各競技のテレビ中継に釘づけになっていました。私もその一人であり、日の丸を背負う選手を夜更かしして応援し、翌日知人や家族とオリンピックの話をしたものでした。また、昨年の全国高校野球選手権大会では惜しくも優勝こそは逃しましたが、北海道代表であります北海高等学校が準優勝という素晴らしい成績を修めました。最初は同校の生徒達が北海道を代表して戦っていたのにもかかわらず、彼らの活躍に関する情報を聞き流しておりましたが、次第に彼らの活躍を耳にする機会が増えていくと自然とニュースをチェックするようになり、気付けば決勝戦はテレビで試合を観戦して北海道を代表して戦う高校球児を応援しておりました。それはオリンピックと高校野球を通じて、日本や北海道を代表して戦う誇り高き選手達の情熱に心を動かされ、私が紛れもなく日本人であり北海道民であるという帰属意識を高め、改めて地域に対する愛着を深めていった証であります。そして、私達を感動させてくれた誇り高き選手達も選手として引退した後も自身が高校球児であったことや、日々練習に明け暮れた毎日、練習場まで通った道のりなど決して忘れることのないふるさとの記憶を持って過ごしていきます。地域を良くしていきたいと行動していくためにはエネルギーが必要です。そのエネルギーの源が地域への帰属意識や愛着であります。しかしながら、皮肉にも私達の住まう千歳市は流動人口が高く、地域への愛着が生まれにくいなどと言われております。故に現状の千歳市においては、地域に帰属意識と愛着を持つふるさと愛を有する市民の創造がまちづくりにおける急務であると言えます。

志高い市民集う千歳創造運動

 良い市民生活は住み暮らす人々の身体や財産が平穏に保たれていることが最低条件となりますが、その多くは行政機関が市民の感じる問題の解決に努め、市民が行政機関の定める様々な決まりごとを守ることにより成立します。そのために行政機関は常に目まぐるしく変化する社会情勢の中で地域の抱える問題を洗い出し、地域を良くしていくための取り組みを行っております。その際、最初に行うべきことが市民への聞き取りであることは言うまでもありません。それは医療技術の進化した現代の医学の分野においても医師が最初に行うのが問診であることと同じように、市民の感じる違和感や不安をしっかりと行政機関が聞き取り、まちづくりの専門家として的確な処置を行うということであります。故に、市民が地域に対する課題について積極的に声を上げていくことが必要でありますが、個人の利益を求めた我儘で十人十色様々な意見が持ちこまれたとしても政策に反映するまであまりにも時間を要してしまいます。つまり、声を発する市民にも相応の責任があるということであり、自身の声で地域を良くしたいと考えるのであれば現状の政治についてより興味を持ち、現状行われている政策をしっかりと理解する必要があるということです。その点を踏まえて、地域の良し悪しを最終的に判断する市民の立場から発せられた信憑性の高い情報を抽出していくことが、タイムリーにまちを良くするために必要不可欠であります。そのためにも私達は社会情勢と共に変化する地域の課題の抽出と集約を継続して行うべくミニパブリックスを形成するための、より洗練された環境づくりに尽力致します。

地域社会への還元

 青年会議所は明るい豊かな社会の実現を不変の理想とし、先輩諸氏から受け継いだ熱い想いを胸に運動を展開する誇り高い組織であります。無論それは高い志を持ち、地域に貢献する青年会議所の魅力だと言えますが、現状の千歳青年会議所は多くの経験豊富な会員が相次いで卒業していき、青年会議所に所属している意義を一人ひとりが手探りの中活動を行っているという側面もあります。まずは、会員一人ひとりがやりがいを見出し、会員を送り出していただいている企業やご家族の皆様に一人ひとりの成長を以って還元し、ひいては地域の皆様に感謝される人財となっていけるような環境としていくことが必要であります。また、組織全体としては道徳心を培い、ガバナンスの強化に取り組み、先輩諸氏から受け継いだ誇りを汚さぬ品格ある組織と致します。そして、その人格と品格を千歳青年会議所の価値として多くの人に認めていただき、私達の運動に対する参画者を得ていけるように努めて参ります。

結びに

 私達が現役の青年会議所会員としてまちの未来像を描き、運動を構築できる時間には限りがあります。それ故に日頃より論理的思考で綿密な計画を立て、無駄なく運動を展開していくことが重要ではありますが、その運動から生み出されるものが常に具現化された明らかな成果になるとは限りません。しがしながら、仮に失敗や挫折を経験することになるとしても、実体験は自身の財産になり、真剣に取り組む姿が人の心を動かすと私は信じております。そして、集積した個の想いの結晶がいつの日か千歳の魅力として輝き、まちづくりと共に育まれた千歳ブランドが世界にはばたいていくことを夢見て私達は絶えず挑戦して参ります。

基本理念

苦しい時は思いやりと謙虚な姿勢で守り
変革のチャンスには挑戦する若者でいること

スローガン

今こそ、はばたけ!~良心と主体性の育む千歳ブランド~


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