理事長挨拶

一般社団法人 千歳青年会議所 2022年度理事長
一般社団法人 千歳青年会議所

第59代理事長 生杉 隆礼

一般社団法人 千歳青年会議所 2022年度スローガン

今日の一歩が明日を変える。
笑顔溢れる未来をつくるために。


基本理念

すべての人に愛され
社会に必要とされる組織として
持続的に発展し夢と希望に満ち溢れた
千歳の未来をつくります


はじめに

私は千歳市で生まれ育ち、当たり前のように生活し、千歳青年会議所に入るまで地域の課題ということを深く考えることはありませんでした。青年会議所で得られる知識や経験を重ねる中で、気づけば地域をより良くするために自分に何ができるか。そう本気で考えるようなっていました。
昨年は第70回北海道地区大会千歳大会を主管し、様々な行事が新型コロナウイルス感染症拡大により中止の判断が迫られている中、北海道並びに千歳市の後援のもと開催させていただけたことは価値あることであり、ここからニューノーマルな社会に向けて動き出したことを実感することができました。幾度とない変更が生じる中、最後まで現地開催に向けて大会に向き合っていただいた千歳青年会議所メンバーに心から感謝しています。そして、先輩諸氏並びに主催である北海道地区協議会や携わったすべての人に心から御礼を申し上げます。
戦後日本の復興に向けて動き出し、さらに自然災害やパンデミックなど有事の際に率先して行動を起こしてきたのが青年会議所。そして、どんな時代もより良い地域を目指して運動を展開してきたのが青年会議所。新型コロナウイルス感染症が拡大してから2年間、人々の生活様式、経済構造、社会構造が大きく変化しました。我々青年には時代の先駆けとして率先してその変化に順応し、地域の発展に寄与していかなければいけない責務があります。いつの時代も未来を描き実行するのは青年です。これまで偉大なる先人たちが築いた未来を我々が歩いているように、我々も明るい未来を描き後世に残していかなければなりません。この度一般社団法人千歳青年会議所第59代理事長という栄誉ある役職を拝命するにあたり、これまで青年会議所活動を通じて発展と成長の機会をいただいたことに感謝するとともに、持続可能な地域の発展を目指して精一杯運動を展開してまいります。

持続的な千歳の発展

さらなるインバウンド需要に期待してホテルが建設されインバウンドの受け入れも整いつつあった矢先に新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、航空業、観光業、空港関連の小売業・サービス業、さらには外出自粛により多くの飲食店など千歳市の経済に大きな影響を与えました。人々の文化やライフスタイルを大きく変容させ、先が見えないこの有事の際にこそ、これまで青年会議所が行なってきたように我々が先頭に立って、運動を展開していかなければいけません。昨年は第70回北海道地区大会千歳大会を主管することにより、LOMとして経験・知識・組織の結束を得ることができたとともに、行政・企業・団体・個人のネットワークを構築することができました。今こそ千歳青年会議所と行政や関係団体が、官民一体となって地域に活力を与え経済再生や社会的課題の解決につなげていく必要があります。
私が2019年にCHITOSEブランド発信委員会の委員長の担いをいただいた際に「CHITOSE RIVER CITY PROJECT」を担当させていただきました。地域資源を活用し賑わいを創出するという想いで開催し、事業は多くの団体や飲食店の協力により盛大に開催することができ、その一年は達成感を感じていました。しかし、果たしてその事業が社会に希望をもたらす変革の起点として今のまちの発展に生かすことができているのかと問われると、その事業は一過性のものに過ぎなかったのかもしれません。単年度制の組織ではありつつも、社会のあるべき姿を思い描き中期ビジョンを明確にし、未来を見据えた事業展開を目指していく必要があります。
社会はAIやICT、IoTなどのテクノロジーの進化により、既存の価値観にとらわれない産業が優位になる仕組みに変化しています。また、気候変動が身近なこととして重要性を増し、脱炭素や食料廃棄、ESG投資などの環境問題改善に取り組むことが当たり前の文化になりつつあります。既存の産業と新たな思考の融合によって持続可能な経済の仕組みを生み出していかなければいけません。JC運動を通じ、持続的に千歳が発展できるよう果敢に挑戦してまいります。

夢と希望に満ち溢れた千歳の未来

昨年1年延期して開催されたオリンピック・パラリンピックは無観客開催となりました。しかし、日本を代表して世界と戦った選手たちの勇姿は画面を通じて老若男女問わず国民に勇気と感動を与えました。勝負の世界というのは厳しいもので、懸命に取り組んだとしてもその舞台に立てるのはごく一握りで、そんな大舞台で負ければ、時には批判もされる。それでも挑戦することで人々に夢や希望を与えてきました。我々の活動には失敗はあっても負けはありません。懸命に地域課題に向き合い、地域をより良くしたいという原動力の源にはふるさと愛が根底にあるからこそ向き合えるものでもあります。千歳市は流動人口が多いことで多様な文化や価値観が交わり、北海道で平均年齢が一番若いという特色を兼ね備えたまちです。コロナ禍で社会の分断と孤立の課題が浮き彫りになっている現代社会において、地域をよくしたいという意識をもつ人財の育成と、誰一人取り残すことなく活躍できる社会を築いていく必要があります。今年度はこれまで先輩諸氏が築いてきた行政や関係諸団体との信頼と昨年の第70回北海道地区大会千歳大会で得たつながりを生かし、次代を担う子供たちが地域へ帰属意識と愛情を浸透させる運動を展開することで、多様性と包摂性をもった社会から、地域の活力につなげます。ふるさと愛を育み、地域の活力につながる運動を展開することで、夢と希望に満ち溢れた千歳の未来をつくります。

社会に最も必要とされる組織

昨年度、会員拡大の推進を運動の主軸に据えた結果、多くの新入会員が入会しました。地域の発展には多くの青年がJCを通じて地域をリードしていく必要があります。今年度も引き続き私たちの理念に共感する地域をリードする若き人財を増やしていかなければなりません。我々には「青年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供する」という使命があります。私自身は2020年に北海道地区協議会の地区役員として出向させていただいたことで、修練や友情によって自己の成長を実感することができました。それは単にスキルアップのことではなく、社会・地域・仲間・家族・社員のために本気で向き合うことで得られる意識の成長です。一方で、青年会議所という組織の在り方は、メンバーに多くの成長を与えてきたと同時に、疲弊し消耗するメンバーを生んできた事実があります。様々な労力を費やす大義を踏み外すことのないよう、青年会議所の理念・ミッション・ビジョンを入会歴の浅いメンバーでも共有し実践する方策が必要です。青年会議所というのは自分という主語から、自分自身の価値観を広げ、いつしか自然と社会的使命を帯びてきます。しかし、その過程でなぜ青年会議所活動に時間を費やすのかという問いに、社会や地域を自らが守るべき人のためにより良く変えていくという大義をしっかりと胸に刻み込む必要があります。自らが主体性を持って考え行動し社会課題を解決することで、自らの地域や愛する人をより良くする運動を起こせるメンバーを増やし、組織力を高め、社会に最も必要とされる組織を目指してまいります。

すべての人に愛される組織

1964年に全国で272番目の青年会議所として千歳青年会議所は誕生しました。それから長きにわたって明るい豊かな社会の実現を理想とし志高き先輩諸氏が多くの運動を展開し歴史を刻んできたからこそ、今の千歳青年会議所があります。現在の千歳青年会議所には在籍歴の浅いメンバーが多くいます。組織全体として道徳心を培い、ガバナンスの強化に努め、代々引き継いできた誇りを汚さぬよう品格ある組織を創る必要があります。手探りの中でもやりがいを見出し、送り出していただいている家族や会社にはメンバーの成長をもって最大限還元してまいります。また、多くの外部関係者との連携により継続しているスノーバスターズやウェルカム花ロード、川清掃といった外部連携事業によってこれまで築いてきた信頼関係を通じて、メンバーの地域社会への貢献意識を高めてまいります。さらに、千歳青年会議所としてのブランド価値を高め、組織としての信頼や運動に対して共感していただける方を増やすことにより運動の効果を最大化させる仕組みが必要となります。時代に合わせたクリエイティブな広報活動を行い、より多くの共感者を増やすことに注力します。組織としての結束力をさらに高め、すべての人に愛される組織を目指してまいります。

かけがえのない同志との絆

限られた青年期の中での多くの出会いが自身の財産になります。私自身、北海道地区協議会へ地区役員としての出向や地区大会主管実行委員長という役職を与えていただいたおかげで、たくさんのご縁をいただきました。出向という機会で得た出会いは自分の中にはない新しい価値観によって自身の成長につながり、苦悩をともにすることでかけがえのない絆となり、これまでにはない新しいステージに進んだことを実感しました。北海道には1,200人の、全国には3万人の志を同じくする仲間がいます。多くのメンバーにこの「出向」という機会を通じてまだ見ぬ青年会議所のスケールメリットや出会いを体験し、自分の限界を決めることなく成長の機会を自らの手で掴み取り、一歩先の自分に出会ってほしいと願っています。

結びに

青年には英知と勇気と情熱があります。全国には地域をより良くしたいと志を同じくする仲間がいます。そんな仲間がいるから希望を見出し、夢を見ることができます。仲間がいるから努力を惜しまず自己の成長に邁進することができます。運動をつくることは簡単なことではありません。しかし、青年である私たちがやらなければ後世の未来を誰がつくるのでしょうか。ここには本気で明るい豊かな社会を目指して、日々活動している仲間がいます。きっと失敗もたくさんするだろうし、誰かに迷惑をかけるかもしれません。それでも挑戦したものだけが社会を変えることができます。今日の一歩が明日を変える。同じ時代を生きている者同士、笑顔溢れる未来をつくるために、限りあるJAYCEEとしての期間をともに駆け抜けましょう。

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