理事長挨拶

理事長

一般社団法人 千歳青年会議所

第56代理事長 曽我部 喬

一般社団法人 千歳青年会議所 2019年度 スローガン

千歳青年会議所スローガン

理事長所信

入会から現在に至るまで

 千歳青年会議所の入会に至った経緯は、ある先輩に会合が終わった際にご飯のお誘い受けた場所が青年会議所の懇親会場で先輩諸氏にお会いした事から始まりました。当時は青年会議所がどのような団体かを理解しておりませんでしたが即日入会を決意し、翌朝には入会申込書を記載しておりました。入会動機は、私が札幌出身の人間で現在の会社に勤務して5年経過していたにも関わらず全く千歳に友人がいなかったため、この団体に入れば交友関係が広がると思ったからでありました。それまでの生活サイクルは、会社と家の往復で休日は自宅で映画鑑賞をしたり、週末は、家族と札幌に出かけたりとごく普通の生活を送っておりましたが、入会した2014年度は、2週間に1回開催される委員会が楽しくて仕方がない日々を送る事になりました。今思えば、新入会員という事で、当時の担当委員長は謙虚ではない私の言動についても多目に見て頂き大事に扱ってくれていたと思っております。そこから組織が1年間で入れ替わる不連続の連続を継続する運動を推進していく中で、先輩諸氏並びに正会員、関係諸団体から多くの学びを得る事が出来ました。そして、毎年の役職を全うすべく進んだ結果、入会から6年目で理事長の役職を拝命する事になりました。現在も勉強中の身ではございますが自分自身が千歳のまちに恩返しをするためのスタート地点にたどり着く事が出来たのは、色々な事に対して助言をして下さる先輩諸氏、そして辛い時にも一緒に青年会議所活動をしてくれた仲間がいたからであります。本年は、このような活動から学ぶ事の出来た実体験と日本青年会議所が2019年度から積極的に取り組んでいる社会課題を数値で表す事が出来るSDGsを学び、推進を図っていく事を視野に入れた運動を展開致します。

魅力に満ち溢れた千歳の創造について

 日本各地の市町村は日々、地域独自の特色を活かしていく事を念頭に地域の魅力創出のため活動している状況です。そして、成功事例については、SNSやインターネットを中心としたマスメディアに取り上げられる事でまたたく間に日本や世界に知れ渡る世の中となりました。このような多種多様な情報化社会の恩恵は、地方であろうと首都圏であろうと平等に必要な情報を知りうる事が可能な時代に突入した事は言うまでもありません。結果として各市町村は、多くの情報ツールの中から成功事例を学び、スピード感を持って地域の特色に見合ったまちづくりを実践していく必要があり、積極的に行動を起こさないまちや環境資源に恵まれていない地域は、人口減少や少子高齢社会に対応出来ず経済が衰退してしまう過酷な競争社会へと変貌を遂げました。このような状況の中、千歳市は、北海道の空の玄関口である新千歳空港と支笏湖を源とする千歳川を有した自然豊かなまちであり道内でも環境面で非常に恵まれたまちであります。また、市が取り組んだ工業団地の誘致や、空港関係者の雇用創出の拡大によって、「みんなで97,000プロジェクト」の目標人口を約2年前倒しで達成している事から分かるように発展を遂げているまちであります。更には、宿泊客の需要を見込んだ宿泊施設が新たに市内に建設された事で、多くの観光客を招き入れる体制が整っている環境下にあります。しかしながら、2017年度、空港乗客数が過去最高の2271万人に対して、北海道経済部観光局の調査による観光入込客数は、増加傾向にはありますが過去3年間、520万人前後と北海道市町村の中では、第5位にとどまった状態にあり、前項で説明した千歳のまちのポテンシャルからすれば、通過型のまちのイメージを脱却出来ていない現状にあります。更には、平成30年北海道胆振東部地震の影響で近年右肩上がりであった北海道観光経済も先行きが不透明な状態であるという問題点も発生しております。このような現状を踏まえて千歳青年会議所は、交流人口の拡大、まちの魅力の情報発信をキーワードに観光活性化に貢献するため、地域住民並びに関係諸団体、行政と連携を図りながら、豊かな地域資源とまち空間が融合した新たな価値観を創出していく必要があります。官民協働のもと、青年経済人ならではの柔軟な発想力で、型にはまる事なく積極果敢にCHITOSEのまちのポテンシャルを最大限に活かした「魅力に満ち溢れた千歳の創造運動」を展開して参ります。

人財に満ち溢れた千歳の創造について

 昨今、ふるさとに対する愛情が希薄化しているという問題点は、多くの市町村で挙げられております。要因としては、日本が豊かになり大多数の国民が衣食住を不自由なく生活出来るようになったが故にそれが日常として当たり前になっているからです。特に、物質的に豊かな時代しか経験していない若者世代においては、携帯電話1台があれば、どの地域であろうと友人との交流や自分の趣味が完結してしまうが故に、住まうまちに対して生活に支障をきたすような問題がなければ、自らどのようなまちであるべきか考える必要性がなくなってしまっている環境下にあると言っても過言でありません。また、SNS等を含めた情報化社会の到来で地域社会と利害関係がなければ、直接的に時間をかけて関わり合う必要性が失われている事で、ふるさとに対する愛着も自ずと低下している傾向にあります。更にはこのような要因から自国である日本、ひいては自ら住まうまちや政治に対して若者世代を中心に無関心層の拡大に拍車がかかっている状況です。千歳市においては、人口の流動性が高い特徴があるため、冒頭に記載をしている問題点が顕著に表れているまちであります。しかしながら、平成30年北海道胆振東部地震の際に発生した大規模な停電に伴う日常生活への障害によって改めて地域コミュニティーや共助の精神といった人と人との繋がりを推進していくための個々の対人的能力、組織的能力が重要である事を認識した人は少なくありません。また、今回の地震で経験した非日常の体験や千歳を含めた北海道全体の間接被災並びに近隣地区の直接被災を目の当たりにして、故郷であるまちがなくなってしまう可能性があったという危機感を身近に感じた事で、まちづくりに対しての関心を高めていく必要性を実感した人は多数存在した事実は決して忘れるべきではありません。このような想いが風化せず、一過性のものにしないためにも、千歳青年会議所は、地域の課題や問題点に向き合っている団体として、今後の時代を担う感受性豊かな若者世代をターゲットに多様な交流を通じて、新しい時代に必要な対人的能力、組織的能力を身につけるための人財育成や政治参画を促し、多子社会を実現するために活動していく必要があります。人と人との繋がりを通じて、千歳のまちに貢献しようとする想いを持つ次世代を担う若者を1人でも多く増やしていくために「人財に満ち溢れた千歳創造運動」を展開して参ります。

外部事業について

 青年会議所運動とは、地域や社会の中で、市民の先頭に立ってリーダーシップを発揮し、問題解決のために行動していく事を意味しております。日本の地域社会に運動が浸透している実例としては1969年に東京青年会議所から「横断歩道は手を上げて渡りましょう」というキャッチフレーズが生まれ全国的に広がった運動があります。私が小学生の時にも手を上げて横断歩道を渡っていた事は今でも鮮明に覚えていますし、私の子供も手を上げて横断歩道を渡っているのを目の当たりにして、身近な生活の中に青年会議所運動が引き継がれている事を改めて実感致しました。千歳のまちで運動が市民に浸透している3つの実例として、スノーバスターズや千歳川清掃、ウエルカム花ロードの外部事業などが挙げられます。これらの運動は、明るい豊かな社会を築き上げていくために先輩諸氏が例会や事業を通じて、青年としての英知と勇気と情熱をもって行動した結果、多くの共感者を創出する事に成功致しました。そして前項の外部事業については、青年会議所が次世代のための新たな運動を推進していくために有志の地域住民や関係諸団体、実行委員会に運営主体が引き継がれてきました。現在、外部事業の運営主体ではありませんが一人でも多くの市民に運動に共感してもらえるよう協力体制を維持していくとともに、外部事業の参画を通じて、正会員自身が率先して地域社会に貢献する意識を高めていけるよう活動して参ります。

青年会議所は大人の学び舎である

 私が青年会議所に入会した2014年度4月例会の懇親会後にある先輩が「千歳青年会議所は大人の学び舎と言われています。普通の会社であれば30歳を超えた大人であれば分からない事があっても中々すぐ聞けるものではないが、JCは分からない事は聞いたら何でも教えてくれる団体です。」との言葉を聞いた際に衝撃を受けました。なぜなら、会社の役職や年齢、社会的地位に関係なく、自己成長の場が平等に提供されていると思ったからです。例として、パソコン操作、プレゼン資料や申請書の作成、会議議事進行など仕事でも活用出来るスキルを学ぶ事が出来ました。例会や事業を構築していく上で、日頃から社会に対する問題点に向き合っていく事から自然に新聞や広報にも目を通し、自分が住まう千歳のまちにも興味を持つようになっていきました。更には、異業種の経営者である正会員から青年会議所活動を通じて、様々な知識、業界の情勢、会社の経営方針等を何気ない会話から聞いてそれを基に勉強させて頂く事も多々あります。このように利害関係のないメンバーから自己成長の場を提供してもらえるのは、千歳青年会議所の運動方針のもと、組織が一丸となって例会や事業に取り組んだ時間を共有する事で、友情が育まれ固い絆が生まれる事に尽きると思います。また、前段の活動で青年経済人として人間が平等に与えれた1日24時間をどのようなスケジュールを組んで仕事、JC活動、家庭の時間、趣味に費やしていくかを精査するために、失敗もありますが自分の行動や言動に矛盾は生じていないか向き合う必要性を学ぶ事が出来ました。青年会議所に出向している正会員は同じ年会費をお支払いしている以上、大いに千歳青年会議所を学び舎として最大限活用しようとする意識向上が、出向元の企業の還元に繋がり、明るい豊かな社会の構築に貢献出来ると確信しております。

会員拡大について

 会員数は近年、2016年度の38名をピークに現在は30名体制を維持出来るかどうかの組織となっております。私が入会してから毎年のように正会員が一致団結して会員拡大に取り組んできました。2019年度は4名の正会員が卒業予定となっており最低4名以上の会員拡大は必須であります。しかしながら、「JCしかない時代からJCもある時代」というフレーズがある通り、価値観が多様化した現代において、青年会議所に入会して頂くまでの過程に到達する事は、決して簡単ではありません。ここ数年は、千歳青年会議所の例会にオブザーバーとして参加して頂いた場合も、その時間内で活動に対して共感を持って入会の意思決定をする人は少ないという現状があります。現状の解決策として会員拡大例会を増やしていくとともに、入会候補者の方々に対しては年間を通じて気軽に青年会議所メンバーとコミュニケーションを図る事が出来る環境を整えていく事が先決であると考えております。このような環境構築の中で、正会員に魅力があるから入会したいと思って頂けるよう青年経済人として日々、謙虚に自己成長するための気概を常に持ちながら会員拡大に取り組んで参ります。

未来に向けたまちづくり

 先輩諸氏が歴史を繋いでいた千歳青年会議所の運動は、2019年度で55周年を迎えます。これも偏に先輩諸氏並びに関係諸団体のお蔭でございます。このような事実をしっかりと受け止めて現役世代は運動を邁進して参ります。そして、この周年を契機に過去数年間青年会議所でも議題に上がっていた交流人口の拡大を担うべく、国内外のJAYCEEネットワークを駆使して他LOMとの積極的な交流を目的とした活動を実践して参ります。この活動を通じて千歳のまちの可能性に満ち溢れた未来を創造して参ります。

結びに

 千歳青年会議所の入会動機は人それぞれ違いますし、青年会議所に対する価値観も人ぞれぞれであると考えております。ましてや強烈な個性をもったメンバーが組織一丸となって運動に取り組んでいく事は決して簡単ではありません。また、例会や事業についても一人で成し遂げる事は限りなく不可能に近いと思います。確信を持って言える事があるとすれば成功しても失敗しても真摯に青年会議所活動に取り組んでいれば仲間が絶対に助けてくれる団体であります。更には、正会員の皆様のお力沿えを頂きながら、手探り状態にはなりますが冒頭でも記載したSDGsと関連した目標を各事業で定め、各地の青年会議所とともに目標を進ませる主体となれるよう行動して参ります。私、曽我部喬は一般社団法人千歳青年会議所第56代理事長として、英知と勇気と情熱を持って地域社会にお世話になっているという感謝の気持ちを持って運動に取り組んで参ります。

スローガン

「失敗したって構わない。仲間と共に挑戦するために志を持って行動しよう!」

 

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