理事長挨拶

理事長

一般社団法人 千歳青年会議所

第58代理事長 瀧 雄一

一般社団法人 千歳青年会議所 2021年度スローガン

夢と希望に満ちた、
僕らの創る未来へ
さあ、熱狂しよう


理事長所信


今、僕たちは偉大なる先人たちの未来の上に立っている。
未来を描き、実行するのは、いつの時代も青年である。
これからの未来は、きっと僕たちの手の中にある。

はじめに

 わずか半年ほどで世界を震撼させ、経済活動や社会活動をいっきに停滞させ、世界中の人々の生活をどん底に陥れた「新型コロナウィルス」。1964年以来、56年振りの東京2020オリンピック・パラリンピックの開催で世界中から注目を集めた2020年は、皮肉なことに、人々の価値観や産業構造を変化させ、企業文化と家族の関係をも見直す「きっかけ」となり、時代を進化させる大転換期を迎えた。しかし、「新型コロナウィルス」が日本にもたらしたものは、必ずしもマイナスなことばかりではない。むしろ、経済的な側面よりも、日本人の価値観や働き方を大きく変え、日本という国が真に豊かで、幸せな国になるための好機と捉えている。
 1949年、戦後間もない頃、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所設立から、日本の青年会議所運動は始まった。それから15年後、明日の千歳のために自分たちの手で出来ることを行おうと高い志をもった青年たちが中心となり、全国で272番目の青年会議所として千歳青年会議所は誕生した。青年会議所という組織は、平時の時の団体ではなく、有事の時の団体であるということを忘れてはならない。戦後最大の国難とも言われる今の時代に我々が生きている責任を改めて考える必要がある。新時代の岐路に生きる今だからこそ、千歳のため、北海道のため、日本のために変革を起こすときである。

第70回北海道地区大会千歳大会の開催

 本年は、念願だった北海道地区大会千歳大会が開催される。これまでの歩みを振り返ると、全道各地より1000名を超えるJAYCEEが千歳に集うことを想像するだけで胸が躍る。しかしながら、我々はまだ何かを成し遂げたわけではない。改めて創始の精神を振り返り、招致理念を読み解くことで、地区大会を主管する目的を見失うことなく、綿密な準備を進めなくてはならない。また、決して忘れてはいけないことは感謝の気持ちである。地区大会は我々の力のみで成し得るものではない。軌跡を紡いできたメンバーそれぞれのストーリーが表現され、様々な感情が溢れ出すとき、地区大会は完成する。いつも最大の支援者であり、理解者であるOB会員の皆様、北海道・千歳の未来を想い、共に汗を流していただく北海道内各地会員会議所理事長をはじめとするメンバーの皆様、まちの発展を願い我々の運動を理解していただいている市民、行政・諸団体の皆様、我々に関わるすべての皆様にとって、そして、この愛する北海道・千歳にとって、北海道地区大会千歳大会がいつまでも人々 の記憶に残る大会とするために、高い志で精一杯の歩みを進めていこう。

未来を生き抜くための原点回帰

 四季折々の変化を楽しめる豊かな自然と、新千歳空港に代表される都市機能が融合したまち「千歳」。千歳青年会議所は、「都市と自然を美しく輝かせながら、人と環境が共生するまちづくり」と、「ふるさとを愛する心を育みながら、一人ひとりが主役のまちづくり」を基本理念に、その両輪で運動を進めてきた。しかし、本年度は会員拡大の推進を運動の主軸に据える。近年、全国的に会員減少が続いている。かつては6万名を超える会員が在籍していたが、今では半分の3万名程度である。千歳青年会議所も例外ではなく、100名を超えるメンバー数をピークに会員減少に転じ、2016年度を境に一旦は純増に切り替わったが、ここ近年また会員減少に転じ、30名を切る会員数となっている。青年会議所の特徴の一つとして、単年度制で毎年の役職や担いが変わることが挙げられる。故に継続事業というものも基本的にはない。同じような事業であっても、反省点を踏まえて毎年改善をしていくのが青年会議所の基本的な仕組みである。しかし、青年会議所が設立されて以来、唯一途絶えることなく継続している事業がある。それが会員拡大である。青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供する。意識変革を遂げさせるための能動的な機会を提供するのが青年会議所の使命であり、会員拡大こそが最大の意識変革の機会である。会員拡大というのは、組織を語り、魅力を伝え、青年会議所を全く知らなかった者や、時としてネガティブなイメージさえもっている者までも心を揺さぶり、我々の同志になってもらう運動に他ならない。会員拡大は青年会議所の根幹を成すものなのだ。世の中のパラダイムに乗り遅れることなく、多様な価値観を取り入れながら、それぞれのライフスタイ ルでも活動ができる組織へと進化させることで、共感の連鎖を幾度にも描いていこう。

より良い価値を世の中に提供しよう

 より良い価値を世の中に提供し続けるためには、事業や組織を継続的に成長させていくことが必要となる。成長し続ける組織とは、組織のメンバーがイノベーションを起こすために主体的に行動する状態を維持している組織といえる。 「継続的な成長」という観点だと、ただ単に目標を達成したということではなく、組織のメンバーがどのように関わりながら達成したのか?がとても重要である。そして、そのプロセスを通じて、組織としての能力が開発されていくこと が「持続的なイノベーションを起こす組織力」につながる。だからこそ、我々はしっかりとその本質を見極めるとともに、理解した上で運動を進めていかなくてはならない。議案は事業や運動を行う上で計画を策定する必要不可欠なものである、会議を通すための議案であってはいけない。持続可能な組織であり続けるためには、メンバー一人ひとりが同じ志のもと、主たる目的をはき違えることなく、経験を通じ成長するという姿勢ですべてに向き合い、運動を展開していくことが重要だと思う。全員の意思を見える化し、より良い価値を世の中に提供し続ける組織運営をしていこう。

人生の豊かさは想い出の量で決まる

 青年期における人との出会い。それは後々の人生にとって大きな財産となる。誰しもがそうだろうが、柔軟な感性で日々を過ごしている時代に、自分とは異なる生い立ちや境遇の人たちと触れあうことは、人生に新しい視座や価値観をもたらしてくれる。それまでは全く考えていなかったことを考えるようになり、今まで全くしなかった行動を起こすようになる。そして、人生が新たなステージ、新しい段階に入ったことを実感させてくれる。影響力の強い人との出会いが人生の中で何回あるのか、それは分からない。でも、きっとそう多くはないだろう。しかし、そういう出会いは確実にある。青年会議所には、そのスケールメリットがフルに活かされた「出向」という最高の人材育成システムが存在する。いつの時代も人を成長させてきたのは、人との出会いしかない。多くのメンバーに「出向」という機会を通じて、より多くの人たちと出会い、かけがえのない想い出を重ねながら、新たな青年会議所の魅力を体感してほしい。出会えてよかったと思える人が、きっと世界にはたくさんいる。無限の可能性に満ち溢れた、まだ見ぬ自分を探しにいこう。

おわりに

 僕は、千歳青年会議所という場所で、過去から未来へ紡いでいくべき千歳というまちに対する思いを知ることができた。

 僕は、青年としての気概と志を学び、人として成長することができた。

 僕は、多様な個性を持った仲間たちが集う青年会議所の力を感じることができた。

 僕は、何よりも多くの仲間とともに過ごす大切な時間を得ることができた。

 僕にとって、かけがえのない場所となったこの千歳青年会議所が、伝統に創意を重ね、常に新鮮であり続けようとするその哲学が、未来永劫に渡って価値を提案し続ける。僕らの⼀瞬を重ねていくのにこれほどふさわしい場所はない。

 夢と希望に満ちた、僕らの創る未来へさあ、熱狂しよう

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